目次
注意点
- 屋外専用のテント型携帯サウナです。屋内では使用しないでください。
- 煙突はしっかりと接続してご使用ください。外れたり緩みがあると一酸化炭素を含む煙がテント内に漏れて大変危険です。
- 使用中は換気口が塞がれていないか必ずご確認ください。換気口がホコリや雪で塞がれた状態で利用すると一酸化炭素中毒の危険や、燃焼不良の恐れがあります。
- 風速4m以上を超えるような強風時には使用を控えてください。
- 設営地は平地で安全な場所をお選びください。天候の悪化や、川の増水に備え、速やかに身の安全が確保できる場所に設営してください。
組立て方法
テントの組立て
- 収納袋からテント、ポールを取り出します。ポールを繋げて2本のフレームにします。
- テントを広げてフレーム差し込み箇所のジッパーを開けます。テントの天井部分でジッパーがクロスしていますので、まず初めに下側(浮いていない方)からフレームを差し込みます。
- ポールの両端をテントの対角線上の端に差し込み、ジッパーを閉めていき、テント上部まで完全に閉めます。
- 同じ手順で、もう1本のフレームも差し込みます。2本目は天井部分でクロスしている上側のラインです。天井部分に手が届かない場合は、テントを横に倒してジッパーを完全に閉めます。
- 2本目のフレームをテントに固定すると、テントが自立します。
- ペグとロープでテントを地面に固定します。初めにテント下部の4隅をペグでしっかりと固定します。
- 次に、テントの上部の4隅からロープを張り固定します。
- 次に、テントの中段を各面について、計4箇所をロープを張って固定します。特にストーブに近い面についてはしっかりと固定して下さい。
- 入り口のゴム紐を固定します。MORZHはフロアレスの構造上、形状を保つために入り口の下にゴム紐が張られています。足を引っかけないよう、ペグや木板等で固定するとより安全です。
- カーテンを開けて固定します。テントの中に入り、カーテンをロープアップして固定します。
- テント外側の換気口を開けます。マジックテープを剥がし、固定します。
※テントサウナ使用中は必ず開けて下さい。開けずに利用すると一酸化炭素中毒の恐れがあります。
- テント外側の煙突カバーを開けて固定します。くるくる丸めて右隅にマジックテープで固定します。
※しっかり固定されていないと、煙突に接触して溶ける恐れがあるので、完全に固定できたかよく確認して下さい。
ストーブの組立て
- 薪投入口のドアを開けて、中から煙突とストーブ脚を取り出します。
- ストーブ脚をストーブの底面に差し込みます。計4本、回しながら取り付けます。
- 側面のパネルを引き出します。パネルを引き出して拡張すると、ロウリュをした際に対流により蒸気がテント内に回りやすくなります。
- 煙突をつなげてストーブへ差し込みます。6本をつなげて煙突穴から出し、煙突が真っ直ぐになるようにストーブの位置を調整して下さい。
※ストーブは、テントから30cm以上離して下さい。近いと火事の原因になります。
- 灰受けを少しだけ開けて空気を取り込みやすくします。炉に空気が入りやすく、燃焼しやすくなります。
- ストーブの上にサウナストーンを載せます。
使い方
ストーブの火入れ
- ペグをきちんと挿しており、ロープやテントに緩みがない
- 換気口が開いていて、物や雪で塞がれていない
- ストーブとテント生地に30cm以上の隙間がある
- 一酸化炭素チェッカーを設置する。火入れする前に、一酸化炭素チェッカーをテント内の下部のポケットや椅子の上に置いて下さい。
※テント上部に配置すると、熱さで故障するので、腰より下の位置に配置して下さい。
- 着火剤・薪を投入して下さい。始めは細めの薪を入れ、着火します。着火したら速やかにストーブのドアを閉じ、ロックしておいて下さい。15分ごとにくらいに、定期的にストーブ内をチェックし、薪をくべて下さい。
- 着火から概ね40分程度でしっかりとサウナストーンに熱が伝わります。温め中はテント内の温度が上昇して乾燥しますので、適宜地面にまき水をしておくと、完成直後も入りやすいです。
サウナの楽しみ方
- ロウリュ
バケツに水を張り、柄杓でサウナストーンにかけると、熱い蒸気が発生します。アロマを混ぜてアロマ水にすると、香りを楽しむことができます。 - ヴィヒタ
白樺などの枝葉を束ねたものをヴィヒタと呼びます。ロシアやフィンランドではヴィヒタを体に叩きつける行為をウィスキングと呼び、血行促進や皮膚の引き締めに効果があると言われています。テントサウナでウィスキングを楽しむ場合は、バケツに温水を入れ、そこにヴィヒタを浸けておくのがおすすめです。温水はヴィヒタのエキスが溶け出しやすく、アロマ水の代わりになります。 - 薪の量で温度調節
目安として、ストーブのドアの高さの1/2くらいまで投入されている状態をキープして下さい。
※ストーブに薪を詰めすぎると空気の流れが悪くなり、煙の逆流や一酸化炭素の発生に繋がります。15分に1回程度ストーブ内をチェックして適度に薪の量を調節して下さい。